子どもの病気の現況 [健康・医療]
心の問題
最近、子どもたちの心の問題が増えています。厚生労働省の研究班の調査では、1999年度に小児科を受診した約1万5千人の3歳以上の子どもの5・9%に心身症などの心の問題がみられています。学校でも、1日あたり延べ保健室利用率は中学3年生で5・1%と学年とともに増え、全利用者の9・9%は心の問題が関係していたそうです。このような子どもに対する小児科医の役割はとても大切ですが、小児科医は忙しくて心の問題の勉強や対応に十分な時間をとれないこと、チーム医療の対をなす児童精神科医が極めて不足していることの2つが大きな課題となっています。VigRx
感染症と予防接種
感染症は、発展途上国において小児の死亡原因の第1位を占めています。日本のような先進国においても、感染症が子どもの健康や生命にとって重大な脅威であることに変わりはありません。感染症を防ぐ最も積極的かつ効果的な手段は予防接種です。現在行われている予防接種はどれも大切なものばかりですが、一部の予防接種について見直しの機運があります。
結核予防法に基づいて小中学校で実施されていたBCG再接種が2003年度から廃止されました。再接種は結核を防ぐ有効性の根拠に乏しく、WHOなども廃止を勧告していました。また、ツベルクリン注射を繰り返すと局所が過敏になり疑陽性が増えるため、結核感染による陽性と区別ができなくなることも問題とされました。
一方、乳幼児が結核にかかると、成人に比べて極めて重症化しやすい特徴があります。小中学生や成人では効果が乏しいBCG接種ですが、乳幼児では結核の重症化を防ぐ効果があります。したがって、唯一の接種機会である生後4カ月~4歳にBCG接種を受けましょう。
ポリオ生ワクチンもいずれ接種方法が変わります。ポリオ生ワクチンの接種は1964年から始まりましたが、統計のある1970年以降、接種を受けた子どもの便などから16人が二次感染被害にあっています。一方、野生株によるポリオ発症は1981年以降みられていないため、厚生労働省は経口生ワクチンから注射による不活化ワクチンに切り替える方針を示しました。不活化ワクチンでは数回の注射が必要ですが、二次感染被害はなく、生ワクチンと同様の効果が期待できます。実施時期はまだ明確にされていません。
小児気管支喘息(治療・管理ガイドライン)
気管支喘息は年々増えており、とくに小児で著しく増えています。日本小児アレルギー学会は「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2002」を発表しました。特徴として、吸入ステロイド薬がより積極的に採用されるようになったことなどがあげられます。小児のアレルギー性疾患に関しては民間療法がしばしば問題になっており、ガイドラインに基づいた適切な診療が求められます。
子どもから成人へのキャリーオーバー
キャリーオーバーというのは、子どもの時に発症した病気の診療が成人以降も継続される状況のことです。かつては救命が困難であった超低出生体重児、先天性心疾患、小児悪性腫瘍などでも多くが助かり、成人に達するようになりました。しかし、成人以降も良好な生活の質(QOL)を維持するためには生涯を通じた医学的管理が必要です。また、小児期から継続して治療が必要な病気もたくさんあります。小児IgA腎症では、かつては10~15%が小児期のうちに腎不全になり、透析治療を余儀なくされていました。
最近は学校での検尿による早期発見と治療の進歩により、小児期に腎不全に至る例は著しく少なくなったものの、半数以上は成人までキャリーオーバーし、継続した治療が必要です。巨人倍増
今、気をつけるべき病気
麻疹(はしか)
全国的に麻疹の流行が問題になっています。麻疹にはこれといった治療法がなく、しかも感染から回復期までの約1カ月間、免疫不全状態に陥るため、二次感染などの合併症で命の危険にさらされてしまいます。日本では年間10~20万人が麻疹にかかり、20人前後が亡くなっています。現在、日本における麻疹ワクチンの接種率は80%前後と低率になっていますが、麻疹の流行や合併症を防ぐために、生後12カ月になったらできるだけ早く予防接種を受けることが大切です。
小児生活習慣病
心筋梗塞や脳卒中は日本人成人の死因の第2位、3位を占めていますが、主な原因は動脈硬化です。動脈硬化を進める危険因子として、肥満、高脂血症、高血圧、糖尿病などが知られており、これらが小児でみられる場合に小児生活習慣病と呼びます。動脈硬化は子どもの時から始まるので、早くから小児生活習慣病に対する対策を立てる必要があります。
なかでも、肥満は高脂血症、高血圧、糖尿病などを合併しやすく、肥満そのものが動脈硬化危険因子であることに加え、二重に危険因子を背負い込むことになります。しかも肥満の子どもは年々増えており、この30年間で約3倍になりました。現在、小学校高学年~中学生の10人に1人が肥満という状態です。肥満小児を40~50年以上の間追跡調査したいくつかの報告でも、将来、脳卒中や心筋梗塞などによる死亡が多いという結果が出ています。また、小児期の肥満は高率に成人肥満に移行しやすいことも明らかにされています。
とくに、幼児期の肥満が要注意で、肥満成人の約半数は幼児期に肥満が始まっています。したがって、一生にわたって健康な生活を維持するためには、小児期から積極的に肥満対策を行う必要があります。
川崎病
川崎病は4歳以下の乳幼児に好発する原因不明の急性熱性疾患で、毎年6000人前後が発症します。39℃以上の発熱が5日以上続くほか、特徴的な症状として、両眼の充血、赤い唇、イチゴ舌、発疹、手足の変化(急性期は赤くむくみ、回復期に先端の皮がむける)、頸部リンパ節の非化膿性のはれなどがみられます。川崎病で最も問題になるのは、急性期に心筋炎、冠動脈障害、心膜炎などの心血管障害を合併することです。10~20%に心臓に栄養を送る血管である冠動脈にこぶや拡大を認め、全体の約5%が冠動脈狭窄や閉塞に進みます。死亡率はかつては2%と高かったのですが、γ(ガンマ)―グロブリン治療が行われるようになってから低下し、最近は0・1%以下です。
本編の分類・構成について
出産直後の新生児から青年期に至るまで、あらゆる子どもの病気を取り上げました。小児科領域における各分野のエキスパートに加え、外科、整形外科、皮膚科、精神科など多くの診療科の先生方に専門分野の執筆をいただきました。子どもの健康について心配する家族のために、できるだけやさしい言葉遣いを心がけて書きましたが、内容は極めて最新です巨人倍増枸杞カプセル。大いに活用され、子どもが心身ともに健やかに育たれることを心から願っています。
http://blog.olga.to/olga520
http://dailynecessiti.fruitblog.net/
最近、子どもたちの心の問題が増えています。厚生労働省の研究班の調査では、1999年度に小児科を受診した約1万5千人の3歳以上の子どもの5・9%に心身症などの心の問題がみられています。学校でも、1日あたり延べ保健室利用率は中学3年生で5・1%と学年とともに増え、全利用者の9・9%は心の問題が関係していたそうです。このような子どもに対する小児科医の役割はとても大切ですが、小児科医は忙しくて心の問題の勉強や対応に十分な時間をとれないこと、チーム医療の対をなす児童精神科医が極めて不足していることの2つが大きな課題となっています。VigRx
感染症と予防接種
感染症は、発展途上国において小児の死亡原因の第1位を占めています。日本のような先進国においても、感染症が子どもの健康や生命にとって重大な脅威であることに変わりはありません。感染症を防ぐ最も積極的かつ効果的な手段は予防接種です。現在行われている予防接種はどれも大切なものばかりですが、一部の予防接種について見直しの機運があります。
結核予防法に基づいて小中学校で実施されていたBCG再接種が2003年度から廃止されました。再接種は結核を防ぐ有効性の根拠に乏しく、WHOなども廃止を勧告していました。また、ツベルクリン注射を繰り返すと局所が過敏になり疑陽性が増えるため、結核感染による陽性と区別ができなくなることも問題とされました。
一方、乳幼児が結核にかかると、成人に比べて極めて重症化しやすい特徴があります。小中学生や成人では効果が乏しいBCG接種ですが、乳幼児では結核の重症化を防ぐ効果があります。したがって、唯一の接種機会である生後4カ月~4歳にBCG接種を受けましょう。
ポリオ生ワクチンもいずれ接種方法が変わります。ポリオ生ワクチンの接種は1964年から始まりましたが、統計のある1970年以降、接種を受けた子どもの便などから16人が二次感染被害にあっています。一方、野生株によるポリオ発症は1981年以降みられていないため、厚生労働省は経口生ワクチンから注射による不活化ワクチンに切り替える方針を示しました。不活化ワクチンでは数回の注射が必要ですが、二次感染被害はなく、生ワクチンと同様の効果が期待できます。実施時期はまだ明確にされていません。
小児気管支喘息(治療・管理ガイドライン)
気管支喘息は年々増えており、とくに小児で著しく増えています。日本小児アレルギー学会は「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2002」を発表しました。特徴として、吸入ステロイド薬がより積極的に採用されるようになったことなどがあげられます。小児のアレルギー性疾患に関しては民間療法がしばしば問題になっており、ガイドラインに基づいた適切な診療が求められます。
子どもから成人へのキャリーオーバー
キャリーオーバーというのは、子どもの時に発症した病気の診療が成人以降も継続される状況のことです。かつては救命が困難であった超低出生体重児、先天性心疾患、小児悪性腫瘍などでも多くが助かり、成人に達するようになりました。しかし、成人以降も良好な生活の質(QOL)を維持するためには生涯を通じた医学的管理が必要です。また、小児期から継続して治療が必要な病気もたくさんあります。小児IgA腎症では、かつては10~15%が小児期のうちに腎不全になり、透析治療を余儀なくされていました。
最近は学校での検尿による早期発見と治療の進歩により、小児期に腎不全に至る例は著しく少なくなったものの、半数以上は成人までキャリーオーバーし、継続した治療が必要です。巨人倍増
今、気をつけるべき病気
麻疹(はしか)
全国的に麻疹の流行が問題になっています。麻疹にはこれといった治療法がなく、しかも感染から回復期までの約1カ月間、免疫不全状態に陥るため、二次感染などの合併症で命の危険にさらされてしまいます。日本では年間10~20万人が麻疹にかかり、20人前後が亡くなっています。現在、日本における麻疹ワクチンの接種率は80%前後と低率になっていますが、麻疹の流行や合併症を防ぐために、生後12カ月になったらできるだけ早く予防接種を受けることが大切です。
小児生活習慣病
心筋梗塞や脳卒中は日本人成人の死因の第2位、3位を占めていますが、主な原因は動脈硬化です。動脈硬化を進める危険因子として、肥満、高脂血症、高血圧、糖尿病などが知られており、これらが小児でみられる場合に小児生活習慣病と呼びます。動脈硬化は子どもの時から始まるので、早くから小児生活習慣病に対する対策を立てる必要があります。
なかでも、肥満は高脂血症、高血圧、糖尿病などを合併しやすく、肥満そのものが動脈硬化危険因子であることに加え、二重に危険因子を背負い込むことになります。しかも肥満の子どもは年々増えており、この30年間で約3倍になりました。現在、小学校高学年~中学生の10人に1人が肥満という状態です。肥満小児を40~50年以上の間追跡調査したいくつかの報告でも、将来、脳卒中や心筋梗塞などによる死亡が多いという結果が出ています。また、小児期の肥満は高率に成人肥満に移行しやすいことも明らかにされています。
とくに、幼児期の肥満が要注意で、肥満成人の約半数は幼児期に肥満が始まっています。したがって、一生にわたって健康な生活を維持するためには、小児期から積極的に肥満対策を行う必要があります。
川崎病
川崎病は4歳以下の乳幼児に好発する原因不明の急性熱性疾患で、毎年6000人前後が発症します。39℃以上の発熱が5日以上続くほか、特徴的な症状として、両眼の充血、赤い唇、イチゴ舌、発疹、手足の変化(急性期は赤くむくみ、回復期に先端の皮がむける)、頸部リンパ節の非化膿性のはれなどがみられます。川崎病で最も問題になるのは、急性期に心筋炎、冠動脈障害、心膜炎などの心血管障害を合併することです。10~20%に心臓に栄養を送る血管である冠動脈にこぶや拡大を認め、全体の約5%が冠動脈狭窄や閉塞に進みます。死亡率はかつては2%と高かったのですが、γ(ガンマ)―グロブリン治療が行われるようになってから低下し、最近は0・1%以下です。
本編の分類・構成について
出産直後の新生児から青年期に至るまで、あらゆる子どもの病気を取り上げました。小児科領域における各分野のエキスパートに加え、外科、整形外科、皮膚科、精神科など多くの診療科の先生方に専門分野の執筆をいただきました。子どもの健康について心配する家族のために、できるだけやさしい言葉遣いを心がけて書きましたが、内容は極めて最新です巨人倍増枸杞カプセル。大いに活用され、子どもが心身ともに健やかに育たれることを心から願っています。
http://blog.olga.to/olga520
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2009-09-23 17:00






